杉村太蔵 失格した加藤のプレーは「危険行為 失格も仕方ない」スポーツ事故撲滅にマナー強調
テニスの国体優勝経験のある元参議院議員、杉村太蔵が11日、TBS「サンデー・ジャポン」に出演。全仏オープンの女子ダブルスで失格となった加藤未唯選手のプレーについて解説した。
加藤が相手コートにいたボールパーソンにボールを渡そうと打った球が、頭部に当たってしまい、ボールパーソンは泣き出してしまった。一度は警告の判定を受けながら、その後、相手ペアの抗議により失格となった。
杉村は「スポーツ事故をなくすという観点で解説したい」と前置き。「ボールを渡すときは、必ずアイコンタクトをして、今からあなたにボールを渡しますよ、と了解を得て、かつ、相手の手前でワンバウンドないしツーバウンドをさせて、取りやすいようにするのがマナー」と説明した。
さらに「ファンや選手からすれば厳しいという声があるのは当然だと思うけど、大会全体をマネジメントする責任者からすると、あの行為は危険行為だと失格という判定が出てしまうのは仕方ないんじゃないかというのが僕の見方」と指摘した。
重ねて「大事なことはスポーツ事故をなくすために、しっかりボールを渡すときには相手の手前でゆっくりとしたボールを渡してあげることマナー」と繰り返した。