飯豊まりえ ひきこもりに挑戦 野島伸司作品でプライム帯連ドラ初主演「気負わずに向き合いたい」
女優の飯豊まりえ(25)がABC・テレビ朝日系ドラマ「何曜日に生まれたの」(7月スタート。日曜、後10・00)の主演を務めることが13日、分かった。「101回目のプロポーズ」、「高校教師」、「ひとつ屋根の下」などを手がけた脚本家・野島伸司氏が地上波の連続ドラマとして5年ぶりに書き下ろすオリジナル作品。飯豊はプライム帯連続ドラマ初主演となる。
同作は、現在放送中の清野菜名(28)主演の「日曜の夜ぐらいは…」に続くABC制作の日曜ドラマ枠の第2弾。飯豊が演じるのはある出来事をきっかけに、18歳から10年間ひきこもり生活を送っている20代無職の女性・黒目すい。そんな彼女に、高校の同窓会の招待状が届いたことから運命が動き出す。
飯豊にとっては「アルジャーノンに花束を」(2015年)、「パパ活」(2017年)以来3度目の野島作品。「野島さんのドラマは最後まで何が起こるかわからない。今回の台本を読ませていただいても、その印象は変わりませんでした」と話し「これまで通り気負わずに、作品と大切に向き合っていきたい」と意気込んだ。
過去の作品では社会の暗部やタブーにふれることをいとわず、賛否両論を巻き起こし続けてきた野島氏。「長く閉塞(へいそく)感のあったコロナ禍から、ようやくマスクが取れましたね。今回はそこを踏まえてかなりトリッキーな物語ですが、鮮度の高い若いキャストで、前向きなメッセージを届けられたら」と作品に込めた思いを語る。そして「普段ドラマを見ない、漫画、アニメ派の視聴者にのぞいてもらえたら」と呼びかけた。