映画「ハリー・ポッター」シリーズでドラコ・マルフォイ役を演じた俳優のトム・フェルトンが１６日、東京・練馬区のとしまえん跡地にできた「ワーナー　ブラザース　スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター」のオープニング・セレモニーに女優の浜辺美波と声優の小野賢章らと出席した。

　トムは「この施設を可能にした全ての方々に感謝したい。この魔法ワールドの新たなホームができ上がってうれしい」と喜びを語った。続けて「個人的に日本は大ファン。日本のファンの方々には他のキャストともども、ずっと応援してくださって感謝している。ホグワーツの２つ目のホームに東京ほどふさわしい場所は無い。自分も何度も訪れたいと思っている」と日本愛も語った。

　同イベントには東京都の小池百合子知事も登場し、同作おなじみの呪文「エクスペクト・パトローナム」を提唱し、会場からは笑いが起きた。その人の最も幸せな記憶を思い浮かべることで邪悪な力に打ち勝つという呪文にちなみ、「この施設が多くの皆さんの幸せな記憶につながることを期待をいたしております」と話した。

　最後には、２００１年公開の第１作から１０年間、主人公ハリー・ポッターの日本語声優を務めた小野が鍵を開ける呪文「アロホモラ」を唱え、“魔法により”テープカットが行われた。