【山田美保子のミホコは見ていた!】あっぱれ!さんま一門の元・子役たち
関東ローカルだが、フジテレビが7月1日、午後3時30分から放送するバラエティー特番「あっぱれさんま大先生2023同窓会スペシャル」が早くも話題になっている。
“さんま先生”と、子役とはいえ素人同然の子供たちによるトークバラエティは、時間帯やタイトルを変えながら1988年~2004年まで続いた超人気番組。オーディションで、安達祐実やえなりかずきら天才子役たちを落としたことでも知られる。
聞けば、会場に「おはようございます」と入ってきた子は不合格になったのだとか。一日中こう挨拶するのがルール化している芸能界に染まってしまっているとみなされたのだ。
とはいえ、当初は子供らしい言動で笑いをとっていた“合格組”の子役たちも、やがて明石家さんまが愛してやまない“パターン”を覚えさせられたという。
大人のトークバラエティ同様、収録の度に事前アンケートや宿題があったそうで、かなり大変だったと振り返ったのは「やっぱりさんま大先生」に出演していた花澤香菜である。
だが当時の“訓練”はちゃんと実を結んでいる。「~同窓会スペシャル」の番宣を兼ねて19日、「ぽかぽか」の“ぽいぽいトーク”に出演した山崎裕太と内山信二のエピソードトークの数々はどれも完成されたものばかりだった。内山は、最高月収の3000万円を現金で支給されていたとか、軽トラで出かけて行った父親が帰り、ベンツで帰宅したとか、内山をライバル視していた「ぽかぽか」月曜レギュラーの伊集院光から「ダイエット薬が送られてきた」などである。
それよりも驚いたのは「あっぱれ~」時代も今も“裏回し”を担っている山崎裕太の痒いところに手の届く抜群のトーク力だった。今回の特番には出ないが主要メンバーだった住吉ちほの名前を出したり、パネルに伊藤淳史と出た途端、「彼も『あっぱれ~』に出ていたんですよ」とフォローしたり、同じ芸歴の大物俳優の名前をスラスラ挙げるのだ。
オンエア日の7月1日は明石家さんまの68回目の誕生日。トークの勘を忘れていない卒業生たちと共に、さんま先生は最高の誕生日を迎える。「~同窓会スペシャル」、メンバーを入れ替えて定期的にオンエアしてほしい。