ミュージカル「のだめカンタービレ」で竹中直人が続投「一大決心です」シュトレーゼマン役でのだめ上野樹里と再共演
今年10月に上演のミュージカル「のだめカンタービレ」(3~29日、東京・シアタークリエ)で、竹中直人(67)がドラマ版、映画版に引き続き、フランツ・フォン・シュトレーゼマン役を務めることが22日、分かった。主人公・のだめこと野田恵役の上野樹里(37)と夢の再共演が実現する。
クラシック音楽を題材にした大人気同名コミックの初のミュージカル化。2006~08年にフジテレビ系でドラマ化され、09、10年に劇場版が公開。天才ピアノ奏者・のだめと、指揮者を目指すエリート・千秋真一(ドラマ・映画=玉木宏、ミュージカル=三浦宏規)が出会って始まる、恋愛もようが描かれる。千秋の師匠となり、作中でもキーパーソンとなる世界的なドイツ人指揮者・シュトレーゼマン(通称ミルヒ・ホルスタイン)を竹中直人が演じる。
竹中はスケジュールが合わないこと以外で仕事は断らないが、「でも唯一、お断りした仕事が、ドラマ『のだめカンタービレ』のミルヒーの役でした」という。ドラマのプロデューサー、監督からのオファーに、日本人の竹中にドイツ人役は演じられないとの理由で断ったが、うなだれる2人を見て「思わず言いました。『カツラなどをつけて、特殊メイクで鼻を高くしたらできるかも知れませんね…。それじゃあコントになってしまいますものね。やっぱり無理です!ごめんなさい!』すると…『竹中さん、それで行きましょう』と言う答えが返ってきた。ミルヒーを演らざるえない状況になってしまったのです」と振り返った。
最後の劇場版以来13年ぶりに本役に挑む。「まさか、そのミルヒーを、再び舞台で演じる事になろうとは…!上野樹里さんは、こののだめが初舞台になると聞きました。そんな樹里さんの姿を静かに見つめながら演じるしかない…とぼくは思いました。これは一大決心です。舞台『のだめカンタービレ』にて、この竹中直人、ミルヒーを再び演じるしかないでしょう!!ただただその思いです」と強い覚悟を明かした。