菊地弁護士、猿之助容疑者の矛盾点指摘「週刊誌報道→家族会議」なら睡眠薬「用意できるのか」
菊地幸夫弁護士が27日にTBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」に出演し、同日、母親の自殺を手助けしたとして、自殺ほう助の疑いで逮捕された歌舞伎俳優・市川猿之助容疑者についての疑問点を提示した。
猿之助容疑者は、逮捕前の事情聴取で「週刊誌報道をきっかけとして家族会議が行われ、みんなでさよならすることにした」と説明していたとされる。5月15日に週刊誌記者がパワハラ・セクハラなどについて猿之助容疑者を直撃取材。同17日に、同18日発売の週刊誌の内容が猿之助容疑者に知らされた。猿之助容疑者は「家族会議」は同17日に行われたとしている。両親、猿之助容疑者は週刊誌の発売日でもある同18日に救急搬送された。
菊地氏は「週刊誌報道だとすると、いきなりっていう感じですよね。予想しない事態が起きたという」と前置き。「ご自身(猿之助容疑者本人)に処方された睡眠薬を使ったとすると、残りがそんなにたくさんあったのかどうか」と疑問点を挙げた。
「(自殺のために)服用するのはお父さまとお母さまですよね。前々からこういうこと(自殺)を想定して、お医者さんが処方してくれるたびに、飲まずにためておいたっていうことならある程度の量が蓄積される可能性もあるかとは思う」と計画性があれば、睡眠薬を一定量ためておくことはできると説明。「それ(睡眠薬)を時々使ってて、ふいに週刊誌報道の話が出て『さあ』となった時に致死量分がそこに用意できてるのかどうなのか」と矛盾点があるとした。「なかなか筋を通して話を作るっていうのが難しい面もある」と首をかしげていた。
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