歌手・柳澤愼一さん死去、89歳 「奥さまは魔女」ダーリンの声優
歌手・ボードビリアンの柳澤愼一(本名柳沢眞一=やなぎさわ・しんいち)さんが、3月24日に骨髄異形成症候群のため亡くなっていたことが28日、分かった。89歳。日本歌手協会が同日、文書で公表した。葬儀は近親者のみで執り行われた。
柳澤さんは1932年12月19日生まれ。東京都出身。青山学院大学在学中だった52年にジャズソング「チェンジング・パートナース」で歌手デビュー。「イスタンブール・マンボ」「スワニー」など洋楽を日本に取り入れた。
俳優として、映画「西銀座駅前」(58年)、「東京のバスガール」(58年)、「さよならはダンスの後に」(65年)に出演。喜劇王と言われた榎本健一に才能を認められ、ボードビリアンとしても活躍した。
声優としても活躍し、海外ドラマ「奥さまは魔女」の主人公サマンサの夫・ダーリン役で人気を博した。「ひょっこりひょうたん島」のトウヘンボク役も担当した。