西川きよし初の自伝は印税全額寄付「目玉の恩返しです」

 会見を行った西川きよし
 会見を行った(左から)ミキの亜生、昴生、西川きよし、ケンドーコバヤシ
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 お笑いタレントの西川きよし(76)が28日、都内で著書「小さなことからコツコツと」(文藝春秋)の発売記念記者会見を行い、ケンドーコバヤシ、ミキも駆けつけた。

 芸能生活60周年の節目に、自身初の自伝を発売した。3年前から計画するもコロナ禍の影響で延期され、「遅れて60周年でぴったり」。幼少期から苦労の連続で1963年芸能界入り、「横山やすし・西川きよし」結成しスターダムへ、86年には政界進出し参院議員に-といった思い出話や、ヘレン夫人への思いなどが赤裸々につづられている。

 きよしは「この本が売れた印税は全額寄付させていただきたいと思います。鶴の恩返しではありませんが、目玉の恩返しです」と宣言。ケンコバは「ちょっと僕にも回してください」とすがったが、「回しません」と一蹴した。関係者によると議員時代から力を入れている福祉関係への寄付を検討しているという。

 76年の人生を「紆余(うよ)曲折だった」と振り返り、支えてくれた人々に「素直に感謝してありがたいと思っているんで、西川きよしの気持ちを恩返しさせていただきたい」と語った。

 2015年に前立腺がんを患ったきよしだが、現在は「人間ドックの結果も問題なし」(ケンコバ)という。ヘレンについても言及し、「いいパートナー。ヘレンに出会ってから180度人間が生まれ変わりました。この人を幸せにするのは俺やと思いました」と感慨深そうに話した。

 きよしは7月8日から60周年記念の全国ツアー「西川きよしプレミアム感謝祭」を行う。地元・高知公演を皮切りに6都市を巡る。

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