79歳片岡仁左衛門「我々若手一丸で盛り上げる」 七月大歌舞伎「船乗り込み」4年ぶり完全復活

 紙吹雪が舞う中、恒例の「船乗り込み」で船上から手を振る片岡仁左衛門(前列中央)ら=大阪・道頓堀
 恒例の「船乗り込み」で船上から手を振る片岡仁左衛門(前列中央)ら=大阪・道頓堀
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 歌舞伎俳優の片岡仁左衛門、中村鴈治郎、中村扇雀らが29日、大阪初夏の風物詩「七月大歌舞伎」(7月3日初日、大阪松竹座)の出演を前に恒例の船乗り込みに参加した。

 江戸時代より続く古式ゆかしい歌舞伎行事で晴天の中、俳優陣は浴衣姿で乗船。賑やかな鐘や太鼓、お囃子が鳴り響き、市内を流れる川を大阪松竹座に近い道頓堀まで約1時間ほどかけて進んだ。

 戎橋付近では、両岸に集まった多くの観衆から歓声が飛び、紙吹雪も舞うなど賑わいを見せた。20、21年はコロナで中止、昨年は乗船者を出演俳優に限るなど規模を縮小して開催。今年は一般客も乗船するなど4年ぶりに完全復活を遂げた。

 今年は大阪松竹座開場100周年と節目の年。4月公演は体調不良で舞台休演した79歳の大御所・片岡仁左衛門は「我々若手、一丸となって7月公演を盛り上げたい」と笑わせ、「芝居が楽しくなると皆様も幸せになる」と本番へ向けて意気込みを口にした。

 松竹関係者は、片岡仁左衛門の体調について「全然、問題ないです」と説明。すでに通常通り舞台復帰していると言い、不安がないことを強調した。

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