ロックバンド聖飢魔Ⅱのデーモン閣下が２２日に公式ブログでマスク着用について記した書き込みが、話題を集めている。

　デーモン閣下は２２日、自身のブログで、静岡県富士市文化会館での座長公演「デーモン閣下の邦楽維新Ｃｏｌｌａｂｏｒａｔｉｏｎ～谷崎が描く『官能と耽美』を詠み謳う～」を２４日に開催するにあたって、「来場予定諸君に吾輩から。」と呼びかけた。

　その内容は「政府や自治体の見解や世の中の流れがどうであれ、『マスクの着用』を要請する。また、マスクを着用していない人から『声援』も遠慮願いたい。」というもの。

　閣下は続けて「これは主催会館からの『禁止義務要請』ではない。あくまでも座長である吾輩『個・悪魔』からの要請である」と前置き。

　「コロナもさることながら、現在麻疹も流行の兆しとなっている。皆が安心して舞台を鑑賞できることと、声援で盛り上がっていること、どちらを選ぶのかと言われれば、吾輩は前者を選ぶ」と意図を説明した。

　強制した訳ではなく「来場諸君たちの自主性に委ねることになる。諸君の自己・他己防衛意識に期待したい。吾輩のここでの言葉を拡散してくれ給へ」とあくまで自主性にゆだねた。

　この書き込みがライブ後も拡散され、さまざまな意見が寄せられた。「私は安心して鑑賞することが出来ました！」「デーモン閣下の要請はさすがで、聡明な悪魔を信仰しているファンの皆さんは本当に幸せだと思いました」「人間界の疫病の心配して悪魔もかかるのかしら？」「やさしい悪魔」「１０万６０歳の閣下も、同じく高齢化の見られる人間のファン層を考えてのこと。お優しい」「悪魔のバカぁ　何よ意気地なし」などの声が上がっている。