シンガー・ソングライターの星野源（４２）が、ＴＢＳ系で中継される「世界陸上ブダペスト」（８月１９～２７日）と「アジア大会　中国・杭州」（９月２３日～１０月８日）のテーマ曲を手がけることが２９日、分かった。新曲「生命体」を書き下ろし、２大会に渡ってアスリートたちの熱き戦いを盛り上げる。

　米オレゴンで開催された昨年の「世界陸上」で、１９９７年のアテネ大会から２５年間、１３大会連続でＭＣを務めてきた織田裕二と中井美穂が卒業。今回から同局の江藤愛アナウンサーと石井大裕アナが総合司会を務め、スペシャルキャスターとしてシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子が現地の熱を伝える。

　テーマ曲も２００７年からの「Ａｌｌ　ｍｙ　ｔｒｅａｓｕｒｅｓ」を筆頭に織田の楽曲が起用されてきたが刷新。１６年にリオパラリンピックのテーマ曲「Ｃｏｎｔｉｎｕｅｓ」を制作したこともある星野に白羽の矢が立った。

　７年前を振り返り、星野は「スポーツというものに音楽で関われることに大きな喜びを感じたことを覚えています」と回想。コロナ禍で開催時期がズレたために実現した“陸上の祭典”と“アジア最大のスポーツの祭典”の連続テーマ曲抜てきに「とてもうれしく、腹の底から沸き上がってくるワクワクした気持ちでいっぱいになりました。この楽曲とともに、この二つの大会を一緒に楽しんでいただければ幸いです」と呼びかけている。