ＳＫＥ４８の原優寧（２１）が、２０代での飛躍に胸を高鳴らせている。５日発売の３１ｓｔシングル「好きになっちゃった」で初の選抜メンバー入り。“記念受験”でのグループ合格から１年、１１期研究生からの抜てきに「これからの活動で自分自身に自信を持てていけたら」と目を輝かせた。

　選抜入りは業務連絡メールで知った。「ＭＶ撮影やります、メンバーは誰々ですって普通な感じで来て。見たら、まさか自分の名前があって」と述懐。「電車だったのでリアクションも取れず」と喜びを押し殺しつつ「誤送信かと思って何回か見返しました」と当時の高揚感を明かした。

　オーディションは“諦めのため”に受けた。小学生の頃から板野友美に憧れていたが「自信がなくて」と尻込みを続けてきた。大学２年の終わりに「就活に専念するために一回挑戦してみて、きっぱり諦めて就活頑張ろう」と、当時オーディション応募への年齢制限のなかったＳＫＥに挑戦。「親も『えっ？』みたいな。ビックリしました」という、まさかの合格通知だった。

　“大人”になってからのアイドル活動でダンスは未経験。メンバーからの助言に加え、居残りや休日返上を重ねてきた。努力が実っての選抜入りも、その先を見据える。「今の一番の目標は昇格。研究生で活動しているので、先輩たちに追いついてたくさんステージに立ちたいし、メンバーとして認められたい」と決意表明。「中学生と間違えられて」というベビーフェイスを緩め、未来に思いをはせた。

　◆原優寧（はら・ゆうね）２００１年１１月２３日生まれ、福岡県出身。２２年３月、ＳＫＥ４８の１１期研究生としてグループに加入。３０ｔｈシングル「絶対インスピレーション」のカップリング曲「Ｎｅｗ　Ａｇｅｒ」でセンターに抜てき。趣味は睡眠。好きな言葉は食べ放題。身長１５２センチ。血液型Ｏ。