藤井聡太王位、20歳 お酒は「1カ月に1回」家で「梅酒の炭酸割り」「甘いので飲みやすい」
将棋の藤井聡太王位(20)=竜王、名人、叡王、棋王、王将、棋聖との七冠=が、佐々木大地七段(28)の挑戦を受ける第64期王位戦七番勝負第1局が7、8日、愛知県豊田市 にある豊田市能楽堂で指される。2人は6日、同市で行われた前日検分と前夜祭に出席した。
地元の瀬戸市に隣接し、幼い頃から将棋大会などで訪れていたなじみある土地での開催に、藤井王位は笑みがこぼれるなごやかムード。19日に21歳の誕生日を迎えるにあたり、20歳の1年間を「なんとか名人戦に出ることができて、獲得できたのはすごく大きなことだった」と総括した。
お酒を飲める年齢だが「ものすごく飲むことはほぼなくて、飲む時は家で少しという感じ」。「これまで平均すると1カ月に1回ぐらい。家では梅酒の炭酸割りを飲むことが多いです。甘いので飲みやすい」と、プライベートを明かしてはにかんだ。
藤井王位と佐々木七段は現在、第94期棋聖戦でも五番勝負を争っており、ダブルタイトル戦となる。佐々木七段は王位戦に向け、師匠の深浦康市九段(51)から新たに着物を贈られたという。棋聖戦でも師匠が着ていた着物を着ており、「(深浦九段から)もう少し和服をきれいに、所作が足りないから頑張れよっていう風に言われた。多くの方に見られるので(所作に)気を付けていきたい」と話した。