崔洋一さん お別れの会 各界から約450人参列 たけし「バカ話出来ないと思うと悲しい」
昨年11月27日にぼうこうがんのため死去した、映画監督の崔洋一さん(享年73)のお別れの会が7日、東京・神保町の如水会館で行われた。喪主は妻の青木映子さんで、会場では崔さんと親交が深かったビートたけし(76)のメッセージが読み上げられた。
たけしは文書で大島渚監督の映画「御法度」での共演や、崔さんが監督を手がけ、自身が主演した「血と骨」の撮影でのエピソードを披露。「映画の話、そしてバカ話を沢山しましたね。そんな話ももう出来ないと思うと悲しい限りです」とし「数え切れない素晴らしい時間をどうもありがとう」と感謝した。
祭壇はバラやトルコ桔梗など500本の白い花で彩られ、中央に、2013年に撮影されたという崔さんの遺影が飾られた。タバコを手に浮かべる穏やかな笑み。参列者は思い思いに花を手向けた。会には発起人を務めた俳優・藤竜也(81)や岸谷五朗(58)をはじめ、遠藤憲一(62)、作家・北方謙三氏(75)ら、各界から約450人が参列した。