永山絢斗被告 黒スーツ黒ネクタイ姿で保釈 頭深々10秒間「申し訳ございませんでした」
大麻取締法違反(所持)の罪で6日に起訴された俳優の永山絢斗被告(34)が7日、勾留先の警視庁原宿署から保釈された。保釈保証金は300万円。6月16日の逮捕後、21日ぶりの保釈となった。前日から引き続き、同署には朝から100人超の報道陣が集結。保釈された永山被告は報道陣の前に姿を現し、謝罪した上で10秒間、深々と頭を下げた。
きれいに整えたヒゲをたくわえ、やや頬がこけたようすの永山被告は、黒ネクタイに黒スーツ姿で、しっかりした足取りで報道陣の前へ。一礼し、「この度はご心配、ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございませんでした」と謝罪し、約10秒間深々と頭を下げた。「大麻に手を染めたのはいつごろですか」「きっかけは」などという報道陣の問いかけには答えず、関係者の運転する送迎車に乗り込み、署を後にした。
保釈を受けて、所属事務所「パパドゥ」はコメントを発表。「社会に対して多大なるご迷惑をおかけした事を深く陳謝致します」と謝罪した上で、「弊社といたしましては、裁判の推移を見守っていく所存でございますが、本人はもとより、所属者においても再びこの様な事が起こらぬよう、深く反省し、社員一同努めて参りたいと存じます」と再発防止に励むとした。
起訴状によると、永山被告は6月15日、東京都目黒区の自宅で乾燥大麻約1・694グラムを所持したとしている。警視庁は16日に逮捕し、17日に書類送検した。6日に被告の弁護人が保釈請求し、7日に東京地裁が保釈を認めた。保釈保証金を即日納付し、保釈となった。
永山被告は2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」で藤原隆家役が決まっていたが降板。キーパーソンの場地圭介役で出演している映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-」は予定通り6月30日から公開されている。