クミコ「ヨイトマケの唄」7分フルコーラス熱唱が話題「他人ごとじゃない歌」美輪明宏カバー
歌手のクミコ(68)が8日放送のBSテレビ朝日「人生、歌がある」で「ヨイトマケの唄」をフルコーラスで熱唱し、話題となった。
「ヨイトマケ-」は、美輪明宏が1966年に発売したヒット曲。エンジニアとなった青年が父や母を思いながら半生を歌い上げる楽曲だ。2015年に美輪がNHK「紅白歌合戦」に出場した際、フルコーラスで披露し、話題となった。
クミコも美輪が活躍した東京・銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」でデビューのステージを踏んでおり、“大先輩”美輪を尊敬。「昭和から今にいたる日本のドキュメンタリー」と位置づけ、「どうしても自分で歌い継ぎたい」と決意。カバーに至ったという。
番組では約7分にわたってフルコーラスを熱唱した。冒頭とエンディングで「父ちゃんのためならエンヤコーラ」と発声する際には、マイクを下げ、ほぼナマ声で披露。時には顔を崩すほどに、魂を込めて歌い上げた。
クミコは司会を務める歌手の五木ひろしに「うちの父もエンジニア。歌うと父やその時代、60年代の気持ちが走馬灯のように巡るので、『他人ごとじゃない歌だな』と思っている」とコメント。五木もデビュー公演で同曲を歌った経験を持ち、「これからも頑張って歌ってください」とエールを送っていた。
クミコは12日に「時は過ぎてゆく/ヨイトマケの唄」としてシングル発売する。