鳩山由紀夫氏「ゼ大統領がロシアへの核攻撃要請」発言撤回も「先制攻撃」で再度ツッコまれる
鳩山由紀夫元首相が12日未明、自身のツイッターを更新し、「ロシアへの核攻撃を要請」という文言を訂正した。鳩山氏は9日に「近々NATO首脳会議が開かれるが、ゼレンスキー大統領はNATO軍にロシアに対して核攻撃をして欲しいと要請している。そんなことをしたら、ロシアが核で反撃することは間違いなく、全面的な核戦争で人類が滅びてしまいかねない。NATOがゼレンスキー大統領の要望を受け入れないことを切に望む。」とつぶやいていた。
このツイートに、ツイッターの新機能「コミュニティノート」で訂正が加えられていた。ゼレンスキー大統領の発言に間違った字幕が付けられた動画が元になっていると指摘していた。
12日のツイートでは「ウクライナ語がわからず日本語訳を信じてゼレンスキーがNATOにロシアへの核攻撃を要請と書いたが、事実を確認できずお詫びして撤回する。正確にはロシアへの先制攻撃の要請であった。」と訂正した。ウクライナのゼレンスキー大統領は6日にブルガリアとチェコ、7日にはトルコを訪問するなどしていた。訪問中には軍事支援を要請したと報じられていた。
さらに、鳩山氏は12日のツイートで「ただ、NATOがロシアを先制攻撃すれば、第三次世界大戦となる可能性が極めて高い。結果として核の使用が懸念される。」と引き続き“NATOが引き金の核戦争”への懸念を示した。これについてもネットから「先制攻撃を要請したのは事実ですか?元になったソースをご教示頂けますか?」「先制攻撃の意味わかってる?先制攻撃したのロシアでしょ。」と再度疑問が投げかけられていた。
9日の鳩山氏のツイートについては、ウクライナ研究を専門とする神戸学院大学の岡部芳彦教授が「徒労感はハンパないです」とコメント。鳩山氏にウクライナ問題を90分間講義したが、内容がしっかりと伝わっていないと嘆いていた。