藤井聡太王位効果で「神戸タータン」に注目 地元愛知から早速取材来た! 1日目から長考合戦

 立会人の福崎文吾九段(左)に封じ手を手渡す藤井聡太王位。左から2人目は佐々木大地七段(撮影・小林良多)
 対局にかける思いなどを話す藤井聡太王位=12日
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 将棋の藤井聡太王位(20=竜王、名人、叡王、棋王、王将、棋聖との七冠)が佐々木大地七段(28)の挑戦を受ける王位戦第2局が13日、兵庫県神戸市北区の有馬温泉「中の坊瑞苑」で開幕し、藤井王位が44手目を封じた。やや藤井王位の優勢と見られており、2日目は14日午前9時に再開される。

 連勝で波に乗りたい藤井王位は、1日目から一手一手が重厚な長考合戦を繰り広げた。藤井王位は後手番で、戦型は佐々木七段が得意とする相掛かりに。2人の対局は先手番7勝1敗と先手の利が顕著。だが、藤井王位は的確な応手で、やや優勢を築いた。

 佐々木七段の攻めを受ける展開が続いたが、後半に相手陣に角を着地。その角に金をぶつけられた局面で、藤井王位は約1時間の長考。封じ手時間を超えても頭を抱えて悩んだ上で封じ、本格的な戦いは2日目に持ち越された。

 前日、藤井王位はファンから贈られた「神戸タータン」の勝負ネクタイで神戸入りする粋な計らいでファンや関係者を喜ばせた。神戸タータン協議会関係者は、ニュースでこのことを知ったといい、「うれしいですよね」と歓迎した。

 「神戸タータン」は神戸港開港150周年の2017年に誕生したタータンチェックで、青を基調とした爽やかな柄は、20歳の若き七冠によく似合っていた。早速、藤井王位の出身地である愛知県のテレビ局から取材があったといい、「神戸ではなじみの柄だけど、他ではあまり知られていない。こういった形で注目していただけてうれしいです」と話した。

 まだファンが殺到するなどのフィーバーには至っていないようだが、藤井王位を王位4連覇、八冠に導いた勝負柄として有名になる可能性もありそうだ。

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