山田洋次監督「胸がいっぱいになりました」 宮崎県日向市で新作映画上映イベント笑顔
山田洋次監督(91)の新作映画「こんにちは、母さん」(9月1日公開)の上映イベントが15日、宮崎県日向市で開かれた。90本目の監督作を観客と客席で鑑賞した山田監督は「皆さんが楽しんで見てくれて、胸がいっぱいになりました。ありがとう」と述べた。
山田監督のファンら有志が1993年に結成した「山田会」(同市)が主催。新作が完成すると、公開の一足先に同市で上映されることが恒例だ。
上映中は頻繁に大きな笑いが起き、観客の携帯電話が鳴るハプニングも。山田監督は「今は映画館で上映前にいろんな(禁止事項について)注意をされるが、かつてはこういうふうに(自由に)映画が見られていた。日向に来ると、映画に希望をつないでいいんじゃないかと思える」とうれしそうに話した。