杉村太蔵の「空き家を中国に販売」案にネットで反論噴出「国防は」「軒先貸して母屋取られる」
元衆議院議員でタレントの杉村太蔵が16日、テレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」に出演し、日本が中国などに売るべきものを提案した。
香港では卵かけごはん、ベトナムでは昭和歌謡がブームになっているという話題。杉村は日本食を海外にアピールすることに「そろそろブレーキをかけた方がいいんじゃないかな」と持論を展開した。マグロが中国でブームになったことを例に、日本国内で品薄になったり価格が上昇することを懸念した。
一方で「日本で余っているもの、買ってほしいものをどんどんアピールする」と提案。「一番余ってるのはね、空き家ですよ!地方の空き家」と力説した。北海道に「おもしろい不動産屋」があるとし、「中国とか東南アジア向けにね、日本の空き家を仲介してる会社があるんですよ」と語った。中国の富裕層などが「相続してもどうにもならないボロボロの家、『二束三文でいいから、だれかもらってくれる人いないか』ってそういうのを買ってくれてる。リフォームして、たまに別荘として使ってる」とどや顔で説明した。
杉村のアイデアにはネットから「国防をどう考えてるの?」「中国人に売ればいいとか簡単に言うんじゃねえよ」「空き家を中国に売ったらどうなるか想像出来ないのか。」「軒先貸して母屋取られるわ!」などと反論が噴出した。自衛隊や米軍基地など、安全保障に関わる施設に隣接する土地の売買に外国資本が関与した可能性があることや、水源となる土地の外国資本による購入などが問題となったこともあるだけに、単純に品物を売買するのとは反応が違っていた。