タレントのぜんじろう（５５）が１８日、都内で「スタンダップコメディ・サマーフェス２０２３」に登場。イベント後に行われた取材で５月に８１歳で亡くなった上岡龍太郎さんについて語った。

　上岡さんとの思い出を問われたぜんじろうは「語り尽くせないほどあるんですが」と切り出し「ほんとカッコ良くて、優しくて面白くて。そんな師匠に出会えた僕は本当に幸せでした。人生で大切なものはすべてあの方に教わりました」としみじみ。その上で「心残りは、僕は師匠孝行が全然できていない。今までやってきてもらったものを、どう返していくかというのが僕の人生になっていくと思います」と話した。

　最後に直接話したのは今年元日の電話だったと明かし「引退したので本名に戻っていたんですが、僕と会う時には『上岡龍太郎』のスイッチをちゃんと入れていただいて。同じ芸人の目線で話をしてくれた」。昨年末のＭ－１グランプリなどの話題を話したと言い「最後にありがとうの一つも言えなかった僕としては、悔やんでいる」と語った。