「東リベ」出演俳優が薬物対策動画出演「1つのきっかけで芸能人として全部終わる」
一般社団法人日本音楽事業者協会が19日、都内で「~違法薬物撲滅動画~絶対零度のオアシス」(同日20時からYouTubeで配信予定)の完成披露記者発表会を行った。
同法人は2009年に芸能人による違法薬物問題が相次いだことを受けて、芸能界だけでなく社会全般に及ぶ問題として長期的にさまざまな対策を講じるべく違法薬物対策本部を設置。その一環として制作された同動画は全3話構成で、ノンフィクション作家・石井光太氏が脚本を担当。石井氏は「さまざまな薬物現場を取材してきたときに、残念ながらハッピーエンドは見たことがない」として、あえて救いようのないバッドエンディングにしているそう。
映画「東京リベンジャーズ2」にも出演している俳優の田中柊羽は「-のオアシス」の撮影を振り返り、薬物について「本当に怖いなと思った。一つのきっかけで自分の人生が、それこそ芸能人として全部終わるんだなっていうのが、世の中のニュースを見てて常々思います」と語った。俳優としての仕事について「改めて自分が今いる環境だったり支えてくれる皆さまの力があって成り立った」と感謝。「支えられてきたからこそ、報道関係者の皆さまには、本当に同じような人が繰り返さないように報道してくださればうれしいなって思います」と時々詰まりながらも、熱く語った。
田中も出演する、6月30日に公開された映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-」は主要人物を演じた永山絢斗被告が同16日に大麻取締法違反容疑で逮捕され、一時は公開が危ぶまれていたが、大ヒットを記録している。永山被告は7月6日に起訴され、同7日に東京地裁が保釈を認めたことで、保釈金300万円を即日納付し、保釈となった。