「ビッグモーター」不正問題「保険会社も認識」していた可能性 「ゴゴスマ」自動車評論家が指摘

 自動車評論家・国沢光宏氏が19日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」に出演し、中古車販売大手「ビッグモーター」の自動車保険の保険金不正請求問題について、保険会社の関与の可能性を指摘した。

 車を故意に傷つけるなどの不正行為で、水増しした修理内容を報告し、損害保険会社から保険金を受け取っていた問題。国沢氏は保険の契約や請求などは「性善説」に基づいているとした。「ビッグモーター」の不正は「全体のシステムを傷つけること」と根が深い問題であるとした。

 国沢氏は「ユーザーは損しないんですね」と保険契約者が過大な支払いをすることはないと説明(その後、保険の等級が上がる可能性はある)した。「車がぶつけられました。お金を払うのは保険会社です。その車を修理しました」と流れを解説。続けて「だけど、もうちょっとお金取りたいからといって、本当だったらバンパーの端っこのキズを補修で直せばいいのに、他の所まで傷つけて、写真を撮って『壊れてるから交換です』みたいなことをやられると、保険会社は支払わなきゃいけなくなりますよね。被害者(車の所有者)は交換してくれた方がうれしい、補修よりも」と「ビッグモーター」の事例で、ユーザーが声を上げにくい状況であることも解説した。

 MCの石井亮次アナウンサーは「そうすると、このからくりで損するのは保険会社ってことでいいですか?」と確認した。国沢氏は「その通りなんですが」とした上で「保険会社もこういう仕事を50年もやってますので、1社から保険料(修理代)の請求が多ければすぐに分かると思います」と本来なら、水増し請求が簡単には通らないと分析。「保険会社も、多分ある程度は認識してたんじゃないかな、とは思います」と持論を展開した。

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