日向坂46・影山優佳が涙の卒業セレモニー「もっと頑張ってはいつくばって生きていきます」
日向坂46の影山優佳が19日、東京国際フォーラムで卒業セレモニーを行い、グループに別れを告げた。
アイドルとしてのラストステージ。クイズ番組などでも活躍してきた影山らしくクイズや自身がパーソナリティーを務めていたTokyo fmのラジオ番組「日向坂46のほっとひといき!」ラジオの公開収録まで盛り込んだバラエティーに富んだ内容に。ライブコーナーでは自身のために作られた最初にして最後のセンター曲「友よ 一番星だ」など6局を歌唱した。
真っ赤なドレスに身を包み最後のあいさつに立った影山は「人は私を完璧だと言ってくれるけど、私は完璧じゃない。だからこそ完璧じゃないといけない、完璧にならなければならないのだと、完璧でなければ私じゃないのだと、常に私という存在に後ろめたさを感じていました」と抱いていた心境を告白。「でも今はこーんなにもこんなにも私のことを支えてくれる人が、直接であってもなくても応援の声をかけてくれる人がいるんだと、みなさんの力を借りて胸を張ることができています。本当にありがとうございます」と感謝した。
ファンやメンバーに対しては「自分自身を愛して、というのは、今こうして聞いてくださっているファンのみなさんだけじゃなくて、メンバーにも伝えたい言葉です。自分を愛してください」とメッセージ。今後について「どうなっていくかは私自身もわからないです」と具体的に言及しなかったが「自分を許せるようになりたいです」とし「そしてもっともっともーっと大きな人間になって、ある日どこからか『あ、影山優佳ちゃんって日向坂にいたんだね。日向坂ってすごいんだね』みたいな話が聞こえてくるようになったらいいなって思います」と思いをはせた。
あいさつも終盤にさしかかり「寂しいのよ!」と笑い「メンバーに会えなくなることも、みなさんに会えなくなることも寂しい、悔しい。せつないけど、だからこそもっと頑張ってはいつくばって生きていきます。これからもよろしくお願いします」と決意表明。その後、同期が登場し「ひらがなけやき」をアカペラで歌唱すると「ほんとに、一期生でいられて幸せだった」と涙した。
影山は、2016年5月に前身グループの「けやき坂46」に加入。一時は学業のため2年にわたって休業するが、復帰後は東大生たちにも引けを取らないクイズ力や、元日本代表も認めるサッカーの知識をいかして、グループの知名度アップに貢献。幼少時から耳のトラブルを抱え、昨年12月からは一時ライブ活動を中断し、今年2月17日にグループからの卒業を発表していた。