元自衛官YouTuberかざり 防衛省広報アドバイザー就任「夢がかない本当にうれしい」
日芸卒で元自衛官という異色の経歴を持つYouTuberでタレントの「かざり」が防衛省の広報アドバイザーに就任したことが20日、分かった。初仕事として、同省の現役職員が情報発信するYouTubeチャンネル「もっともっと」で芹沢清官房長(21日付で防衛審議官)と対談したかざりは「自衛官時代だったら、絶対にお話しする機会がなかった官房長との対談!緊張しましたが素直に自分の思いを伝えました」と感激している。
広報アドバイザーは大臣官房広報課長より指定され、防衛省・自衛隊の各種広報活動に協力するもの。かざりは自衛隊を退職後、自衛隊についてSNS等で精力的に発信。陸上自衛隊小平駐屯地1日駐屯地司令や、防衛大学校開校祭初代アンバサダーも務め、YouTubeチャンネル「かざりぷろじぇくと」では自衛隊を取材した動画も多数発表してきた。「かざりの自衛隊体操動画」は600万再生超、航空自衛隊岐阜基地が全面協力した最新動画「Gやばすぎて悲鳴!?航空自衛隊の戦闘機F-15に乗ります」も276万再生を記録している。
今回の就任はそういった実績が認められてのもの。他にフリーの青木源太アナウンサー、タレントの志田音々、アルピニストの野口健氏、ペナルティのヒデ、漫画家の弘兼憲史氏らが就任した。
入隊の面接試験でも自衛隊の広報を希望していたかざりは「防衛省・自衛隊の広報をするという夢がかない本当にうれしい」と大喜び。「全国の駐屯地、基地を巡り、取材・撮影を続けてSNSやYouTube等で発信したいです。コロナ禍でなかなか参加することができなかったのですが、自衛隊のイベントにも沢山出演したいです。また、一日艦長や一日駐屯地司令、一日基地司令に挑戦したいです!自衛官募集ポスターのモデルにも挑戦したいです」と、希望を数え上げていた。