トータルテンボス藤田、集団暴行で眼窩底骨折と鼻骨骨折の過去 松本人志「吉本が何とかせな、あかん」と進言
お笑いコンビ・トータルテンボスの藤田憲右が21日、お笑いコンビ・鬼越トマホークのYouTubeチャンネルにゲスト出演。若手時代に被害にあった集団暴行事件の詳細を告白した。
藤田は芸歴3年目ぐらいのときに新宿で作家や映像スタッフたちと4対4の合コンをしていたという。合コン終わりに「若い兄ちゃんたちが『ナンパしてんじゃねえよ』って」と事件の発端を切り出した。藤田が「ごめん、ごめん。ナンパじゃなくて、今まで(一緒に)飲んでいて連絡先交換してるだけなんだ」と応じると「いきなり殴られた」という。
藤田は「バチバチ殴ってきて。後ろから3人来て」と、すさまじい暴行を受け続けたことを明かした。相手グループは宮崎県から来た成人式を控える7人組だったそうで「『新成人なめんな』って殴ってきて。バチバチ、タコ殴り。殴る蹴る」と修羅場を振り返った。
「人間っていくら腹が立っても、殴られすぎて血もボタボタ垂れてると戦意喪失するんだよ。もういいと。萎えちゃって。もう無事で終わりたい。死なないで終わりたいって」と凄惨(せいさん)な状況を述懐した。
藤田は「ギャラリーもすごかった。めちゃくちゃ人だかりいて『警察呼びました』って」と、通報で駆けつけた警察が暴行した7人組を全員捕まえたという。藤田は救急車に乗せられ「ほぼほぼ意識がないぐらいの感じ。血まみれで。パッと目が覚めたのがCTスキャンの中」と話し、眼窩底骨折と鼻骨骨折の診断を受けた。
藤田は「この話が会社、上の先輩たちにも行って。若手がこんな風になってると」と言い、大先輩のお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が会社に働きかけてくれたことを明かした。「松本さんとかが怒って『これもう、吉本(興業)が会社として何とかせな、あかん』って。会社もすごい弁護士さんをつけてくれて」と松本の進言でスムーズに示談になった経緯を打ち明けた。
示談額について、動画では具体的な金額が伏せられたが、額を聞いた鬼越の2人は「顔面がグッチャグチャなわけですからね」と話していた。