7 MEN 侍 サマパラに歓声取り戻す バンド終盤まで“封印”ダンス&和の意外性で魅了
ジャニーズJr.ユニット・7 MEN 侍が出演する「Summer Paradise2023 『Make 侍 Noise』」が23日に東京ドームシティホールで開幕する。Jr.の夏の風物詩「サマパラ」に、無観客配信となった2020年以来3年ぶりに登場する6人は22日、同所で公開稽古を行い、有観客では初見参の舞台を前に、渇望していた「声」をテーマに躍動することを誓った。
タイトル通り「ノイズ」を起こすべく、冒頭からコール&レスポンスの応酬。ムービングステージに乗って現れた6人は、拡声器を手にオリジナル曲「サイレン」を披露した。
「キャーっていう黄色い歓声を取り戻したい」と菅田琳寧(25)。Sexy Zone・菊池風磨(28)プロデュースの新曲「Hot Night」や、Snow Man「Grandeur」などデビュー組の楽曲も含め、計22曲を伸び伸びとパフォーマンスした。
魅せ方にもこだわった。演出・構成を手がけたメンバーの佐々木大光(21)は「緩急を意識しました」とアピール。Jr.育成を担うジャニーズアイランド社の井ノ原快彦社長(47)のアドバイスもあり、グループの武器であるバンド演奏を終盤ギリギリまで封印。ダンスや和の世界を全面に押し出す意外性で魅了した。中村嶺亜(26)は「変幻自在なところも見せたい」と手応えをにじませた。
「侍」を名乗るグループだけに、海の向こうで輝く同年代の「侍」に思いを巡らせている。投打の二刀流で世界的アスリートとして名をはせ、オールスターゲームにはリーグ最多得票で3年連続出場も果たした米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手(29)の躍動には、連日関心を寄せているという。バンドとアイドルの二刀流で突き進むメンバーたちもおのずと鼓舞され、菅田は「同世代の方が世界で活躍しているのは刺激になります」と奮い立っていた。
8月8日まで同所で計26公演を実施し、計5万9800人を動員予定。9日からは関西ジャニーズJr.が登場する。佐々木は「ここからエンジンかけていくぞ、という気持ちでライブをやっていきます」と力強く宣言した。