「VIVANT」秘密部隊「別班」本当に菅義偉官房長官が否定していた「存在してないと聞いている」総理も知らない部隊と国会騒ぎ
堺雅人主演のTBSドラマ「VIVANT」第2話が23日に放送された。商社マン・乃木憂助(堺雅人)を見て、恐れて自爆したアル=ザイールが残した「ヴィヴァン」の意味を、警視庁公安部刑事・野崎守(阿部寛)が、バルカの発音から「別班」ではないかと推察した。
日本政府非公認で、自衛隊の超一流人材で構成されているとの噂がある「影の諜報部隊」で、テロを未然に防ぐなど、国内外で極秘裏に活動していると説明された。野崎は「ネットに載ってるぞ。どんな検索エンジンでも1ページ目だ」と語った。
現実のネット上でも、「自衛隊の闇組織」などの表記があり、国会で質疑が行われたことも掲載されている。
2013年の報道で、関係者証言として「総理も防衛相も存在さえ知らない」「海外要員は自衛官の籍を外し、他省庁の職員に」などと報じられている。
当時の菅義偉官房長官は記者会見で、「陸上自衛隊にこれまでも存在していないし、現在も存在していないと防衛省から聞いている」と否定したと報じられている。
また当時の小野寺五典防衛相が参院国家安全保障特別委員会で、「陸上自衛隊の秘密情報部隊『別班』が独断で海外での情報活動をしていたとの報道に関し『再度しっかり確認していきたい』と述べた」などと報じられている。
一方で「陸上幕僚長は調査に消極的で食い違いを見せた」とも報じられている。