【山田美保子のミホコは見ていた!】後味が良くない、ヒロスエの離婚発表

 「よその家庭のことなのだけれど…」と前置きをしながら、これまで多くのタレントや文化人らがコメントしてきた広末涼子と鳥羽周作氏のW不倫について。広末の夫(当時)、キャンドル・ジュン氏を含め、2組の夫婦=4人中3人の胸中が短期間にさまざまな形で公にされ、経緯を含めて多くの人に知れ渡ったのは、芸能史における不倫劇の中でもひじょうに稀有な例だったのではないか。

 予想通りと言うべきか、広末とキャンドル氏は離婚。キャンドル氏が先月18日に開いた会見の後、某WEBメディアから取材を受けた際、「一方的に、あそこまで色々なことを話されてしまっては、もう彼の元へは戻れないのではないか」とコメントした記憶がある。あそこまで夫にブチまけられてしまったら妻としては元サヤに戻れる可能性が極めて低いと思ったからである。

 そして鳥羽氏も取材記者を相手に本当によく喋っていた。ペラペラと口外しないのが大人の恋の基本だと思うのだが、始まったばかりの恋。相手は広末涼子。嬉しくて嬉しくて周囲がほとんど見えていなかったのだろう。

 そんなW不倫劇にノータッチを貫いたメディアがある。それは読者の大半が“妻”や“母”である、いわゆる婦人誌だ。自身と鳥羽氏の妻を重ね合わせて考えるであろう読者にとって、“妻”を置いてけぼりにしていく勝手極まりないスピーディなW不倫劇は「嫌悪でしかない」と判断されたからだ。

 “サレ妻”なるワードが存在する女性週刊誌においても、今回のW不倫報道には一定の配慮が感じられた。婦人誌ほどではないが、年齢の高い女性読者が多い女性週刊誌。夫に不倫をサレた妻が芸能人や有名人ならばまだしも、それが一般の方となれば、記事の中身は“サレ妻”の心情に寄り添ったものとなる。

 今回、広末のラブレターの一言一句を報じたワイドショーには多くのクレームが寄せられたと聞く。女性の視聴者が多い時間帯の番組で問題とされたのは広末のプライバシーだったのか、それとも鳥羽氏の妻への配慮だったのかと言われたら後者だったのかもしれない。いずれにせよ後味が良くない“終着”だ。

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