松竹は２６日、市川段四郎さん夫妻の葬儀について、後援会からの文書を発表。５月下旬に「近親者のみの家族葬」を行ったと発表した。

　松竹は「去る５月１８日にご逝去されました市川段四郎夫妻のご葬儀につき、施主様のご意向を受けまして、市川段四郎後援会より、本日、別紙のとおりのご説明と皆様方へのご挨拶が寄せられましたので謹んで公表させていただきます」と説明し、後援会文書を発表。

　それによると「５月１８日に逝去いたしました市川段四郎、延子夫妻の葬儀につきましては、去る５月下旬に近親者のみの家族葬にて執り行い、ともに荼毘に付されました」と説明。「昨今の状況にも鑑み、これまで公表を差し控えさせていただいておりましたが、今般四十九日法要、納骨も終わりましたので、謹んでご報告させていただく次第でございます」とした。

　段四郎さん、延子さんは、５月１８日に、息子の市川猿之助容疑者とともに自宅で倒れているところを発見され、延子さんはすでに死亡、段四郎さんも病院搬送後に死亡した。猿之助容疑者は、両親に対する自殺ほう助の容疑で送検されている。

　段四郎さんは４６年７月２０日、東京都出身。三代目市川段四郎と女優の高杉早苗さんとの間の次男で兄は二代目市川猿翁。６９年に四代目段四郎を襲名した。