NHKのBS予算問題 専務理事の前メディア総局長が謝罪「十分な確認を怠った」

 NHK大阪放送局の定例局長会見が27日、大阪市内の同局で開かれた。林理恵局長(60)は、インターネット配信できる番組の範囲を定めた実施基準で認められていないBS関連の設備費用を予算に盛り込んでいた問題について謝罪した。

 林氏は専務理事で稟議(りんぎ)が行われた昨年12月、放送部門のトップであるメディア総局長も務めていた。当時は専務理事の立場で関わったと話し、「今回の事案については、稟議(りんぎ)を承認した役員の一人として判断が不適切であり、視聴者の皆さまの信頼を損なうものであったと心からおわび申しあげます」と陳謝。「(経営決定の)プロセスに曖昧なところがあったということと、稟議の審査にあたって、手続きの進め方について十分な確認を怠ったということで、結果的に誤った形で意思決定がなされそうになった。それが最大の原因であり問題点だと認識しております」と述べた。

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