藤木直人 体調不良の共演者の頑張りに「泣きそうになった」舞台でハリー・ポッター役初日をやりきり安堵の表情
俳優の藤木直人(51)が29日、東京・TBS赤坂ACTシアターで上演中の舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」で主人公ハリー・ポッター役を務めた。
「死の秘宝」での最終決戦から19年後の世界で、3人の子の父親となったハリーを演じる藤木は、共演者が体調不良だったと明かし、2部制となる同作で「2幕は別の人に交代するかもしれないという話もあった」と告白。「そうなると今までやったことのない人とやらなきゃいけなくなるので、どうなるのかなと思ってたら、(共演者が)頑張って最後までやってて。それもあって終わって泣きそうになりました」と、不安もあった初日を「ほっとした」と振り返った。
自身の役柄については、「ハリーは赤ん坊の時に両親を失ってしまって、父親像がわからず、子育てに悩んでる。トラウマを抱えているから、突如として怒りを他の人にぶつけてしまう(役)」といい、「映画を見る限り、そこまで怒りっぽい感じでは無いような気がしたんで、映画版のハリーをイメージして見に来るとちょっとショックを受ける父親像かもしれない」と苦笑いで説明した。
休憩も含め3時間40分という長時間の舞台については、「舞台は生ものだからアクシデントもある」と語り、「劇場で見てくださる方が目の前にいて、空気感は伝わってきますし、幕が開いたら最後まで止まらず、間違えたらどうしようというプレッシャーもあるけど、それを上回る楽しさがある」とその演じるやりがいを口にした。