大東駿介、中学時代の引きこもり体験「両親いなくなって1人」「早く夜に」天井見つめ手を伸ばす日々

 俳優の大東駿介が31日、NHK「あさイチ」で、自身の引きこもり体験を打ち明けた。

 この日は「いま広がる女性の『引きこもり』」がテーマ。引きこもりを経験した女性の体験談などが紹介された。

 鈴木奈穂子アナから「大東さんも中学時代に…」と水を向けられた大東は「中学2年ぐらいですかね。僕の場合は家庭の問題というか、家族がいなくなったというか、両親がいなくなって1人になってしまった」と事情を説明。

 当初は「なんとなく暮らしていた」というが、そのうち外出すると「自分のこと、かわいそうと思われるんじゃないかとか、同じ服、ずっと着てるなとか、どんどんやせていくなとか…」と周囲にどう思われるかを気にするようになり、引きこもっていくようになったという。

 「家で過ごしていると、自分が悪いんじゃないか、誰にも認めてもらえないし自己否定に走っていって、夜を待つようになる。早く夜にならへんかな、みんな寝静まったら平等というか…」とひたすら夜になるように待っていたという毎日。

 夜になると外出をしたりしたというが、「やっぱり夜が怖くなって、早く朝にならないかと。朝の喧噪みたいなのが、みんな生き生き外に出て自分は孤独になっている。でもその音で、周りに人がいるという安心感でやっと寝られるというか…」と当時の複雑な心境も吐露。

 寝ているときは「天井だけ見つめている、まさにその状況。天井に向かって手を伸ばすのをずっとしていた」とも振り返っていた。

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