寺島しのぶ「ド緊張した」ハンドボール始球式で約30年ぶりジャンプシュート成功 10歳の長男・眞秀は日仏2カ国語で口上

 始球式を務める寺島しのぶ(撮影・出月俊成)
 始球式を務める寺島しのぶ(撮影・出月俊成)
 フランス語で口上を述べた尾上眞秀(撮影・出月俊成)
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 「ハンドボール・国際親善試合、パリ・サンジェルマン36-27ジークスター東京」(31日、有明アリーナ)

 フランスリーグの絶対王者パリ・サンジェルマン(SG)が、来日ツアーの初戦で日本リーグの強豪ジークスター東京が対戦し、36-27で快勝した。欧州各国のスター選手がそろうパリSGとのドリームマッチで観衆1万304人を動員し、主催者によれば日本ハンドボール界で過去最多の観客数となった。

 試合前の始球式では、女優の寺島しのぶ(50)が登場。高校時代はハンドボールに打ち込んでいたというだけに、現役時代と同じ背番号14のユニホームを着て、走りながらのジャンプシュートで見事にゴールを決めた。約30年ぶりというハンドボールに「こんなに大きかったかな」と目を丸くしつつ、「最高でした。ド緊張したけど、練習よりいいシュートができた」と声を弾ませた。世界最高峰のプレーを目の当たりにし、競技愛が再燃した様子で「パリ五輪が楽しみになった。日本代表も出てほしい」と期待を込めた。

 また、長男で歌舞伎役者の尾上眞秀(まほろ、10)は試合前のセレモニーで口上を行った。日仏にルーツを持つだけに「私としましては、両国を平等に応援したい所存でございまする」と日仏2カ国語で堂々と挨拶し、大観衆から喝采を受けた。愛息の晴れ姿に、寺島は「彼がうまくいったので、私も(シュートで)うまくいかないといけなかった」と目尻を下げた。

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