稲垣吾郎 町の写真屋さん役でシリアス人間ドラマに挑む 「最近、写真に興味。縁を感じた」
俳優・稲垣吾郎(49)が舞台「多重露光(たじゅうろこう)」(日本青年館ホール、10月6~22日)に主演することが6日、分かった。
稲垣が演じるのは町の写真館を営む2代目店主・山田純九郎。子ども時代、理不尽な期待を背負わされ、常に写真に苦しめられ、鬱々とした日々を過ごす純九郎の前に、毎年愛にあふれた家族写真を撮っていた、かつての同級生一家の“お嬢様”が突然、現れる。
シリアスな人間ドラマに挑む稲垣は「最近、写真に興味を持っています。オフでも身近にカメラのある生活をしているので『多重露光』という作品に縁を感じました」と説明。「稽古は始まっていませんが、まだ見たことない自分に出会えるような予感がします。楽しみにしていてください」と意気込んだ。
お嬢様役を元宝塚トップスターの女優・真飛聖(46)、戦場カメラマンだった父を相島一之(61)、母を石橋けい(45)が演じる。劇作家の横山拓也氏の書き下ろしで、読売演劇大賞演出家賞を受賞した眞鍋卓嗣氏が演出を手がける。