橋本環奈が朝ドラヒロイン 平成のギャル→栄養士演じる 2024年度後期「おむすび」
女優の橋本環奈(24)が、2024年度後期のNHK連続テレビ小説「おむすび」のヒロインを務めることが9日、大阪市のNHK大阪放送局で発表された。NHKドラマ初出演で初主演となる橋本は、困難を明るくたくましく乗り越えて、のちに栄養士となる平成のギャルを演じる。脚本は「正直不動産」「サ道」などを手がけたヒットメーカーの根本ノンジ氏(54)が担当する。
ドラマに舞台にひっぱりだこ、昨年の「第73回NHK紅白歌合戦」で司会も務めた売れっ子がまた一つ大役をつかんだ。
制作発表に登場した橋本は、年明けにオファーを受けた時の心境を「純粋にびっくりしました。紅白の時もめちゃくちゃびっくりしたんですけど、今回も『え、朝ドラ!?』って同等くらいの驚きがありました」と振り返った。
物語はオリジナルストーリーで橋本の出身地でもある福岡や、神戸・大阪が舞台となる。演じるのは、平成に元号が変わった最初の日に生まれたギャルのヒロイン・米田結(よねだ・ゆい)。栄養士になって現代人が抱える問題を、食の知識とコミュ力で解決し、縁・人・時代をむすんでいく。
橋本は「本当にギャルが大好きで」と、ヒロイン像に声を弾ませた。「ギャルって底抜けに明るいじゃないですか。負けん気の強さがあり、考え方がすごくポジティブな印象があるので、そのギャル魂みたいなものを宿しながらやりたい」と意気込み。
結について「明るいだけじゃなく、困難を乗り越えて周りを巻き込む力がある」とイメージを明かし、「朝にぴったりな役どころだと思っていて、爽やかな、元気が出る1日のスタートをお届けできたら」と話した。
クランクインは24年春の予定。同年4~7月にはダブル主演を務める舞台「千と千尋の神隠し」の国内ツアーとロンドン公演も予定されている。同作にはおむすびを食べるシーンが登場。“二つのおむすび”で多忙が予想される橋本は、「食に関わるテーマなので、とにかくよく食べてよく寝て、健康管理をして、朝ドラヒロインとして元気にやっていけたら」と語った。
制作統括の宇佐川隆史氏(45)は、橋本の起用の理由を「人間力」と明かした。「お芝居もさることながら、その裏ににじみ出ている誠実さやフレンドリーさ。存在そのものが、朝ドラに合っていると常々思っていた」と熱弁。また、「食べている姿が素晴らしい。おいしそうに食べる」と魅力を語った。脚本の根本氏は「ご飯を食べたくなるドラマにしたい」と予告し、「最強のヒロインになると確信しています」と語った。