１０日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「らんまん」では、田辺教授（要潤）が寿恵子（浜辺美波）から図星をつかれる一幕があり、ネットでは「田辺教授が舌戦弱すぎ」「寿恵子ちゃんの言う通り」など喝采があがった。

　この日の「らんまん」では、破廉恥新聞小説のモデルではないかと野次馬に自宅を囲まれた田邊邸を寿恵子は訪ねる。「友達」の聡子を心配したからだ。

　子供達と怯えたように部屋にいた聡子は、寿恵子の姿を見て安堵。寿恵子は聡子と子供達を励ます。ようやく野次馬が去った後、田邊教授が帰宅。あいさつをする寿恵子に田邊教授は「こんな機会でもあれば聡子につけいることができる。槙野のためにいらしたんでしょう」などと言ってしまう。

　寿恵子は「どういう意味でしょう？」と言い返すと、田邊教授は「博物館も訪ねたそうですね。私に取り成してほしいと。何をしても無駄ですよ」と言ったため、寿恵子は「いたしません。必要ありませんから」とキッパリ。そして「そんなことを仰るなんて、槙野にご執心なのはあなた様ではありませんか？」と図星を突く。

　そして去り際に「これだけは申し上げます。決して槙野とは別れません。それに殿方のことは私と聡子さんには一切関係ありませんから。あなたには腹が立っても聡子さんへの気持ちは変わりません」と言い放つ。聡子も「それでもお寿恵さんは私の友達です」と初めて夫に反抗する。

　寿恵子に図星を言われてしまう田邊教授。妻・聡子にも反論されいよいよ孤立状態となっていくことから、ネットでも「田邊教授、結局負い目を感じてるんだよね？だからあんなに卑屈に」「田邊教授が舌戦弱すぎて」「必要ありませんから、と言われた時の田邊教授の傷ついた顔」「意地悪な田邊教授を見るたびに胸が痛い…」などの声が上がっていた。