未知やすえ&内場勝則夫妻 桑原和男さん悼む「本当に助けられました」フォローに感謝
吉本新喜劇の未知やすえ(60)が11日、大阪・なんばグランド花月で還暦記念公演を行い、夫の内場勝則(62)と出演。10日に87歳で死去した元座長の桑原和男さんを悼んだ。
未知と内場は終演後、桑原さんとの思い出を述懐。座員同士で結婚した後も共演するという異例のカップルだった2人に周囲が困惑していたとしつつ「桑原兄さんが『ほんまの夫婦でようやるな』ってツッコんでくださったんです。それを聞いたお客さんがドカーンって笑ってくださって、私たちは本当に助けられました」とフォローに感謝した。
内場も「舞台は厳しい方だったけど、周りも僕らもどうしていいか分からない時にガス抜きをしてくれた」と人柄を口にした。また、イベントで2人はタレント・円広志(69)が作詞・作曲し、この日配信リリースされたデュエット曲「ちぐはぐ最強夫婦」を息ぴったりに初披露した。
桑原さんは1955年、夢路いとし・喜味こいしに弟子入り。56年に漫才師となり「原こちら」の名で舞台に上がった。61年、吉本新喜劇の前身「吉本ヴァラエティ」に入団。69年に座長に就任し、和子ばあちゃんこと「桑原和子」役で人気を博すなど、吉本新喜劇の黄金時代を築いた。