なにわ男子 「一番アツい」夏 デビュー後初声出し解禁で横アリ“全開” 全国ツアー横浜公演最終日

 なにわ男子が13日、横浜アリーナで全国ツアー「なにわ男子 LIVE TOUR 2023 POPMALL」の横浜公演最終日を迎えた。同名アルバムを引っ提げ、新曲「Make Up Day」、「Missing」や「初心LOVE」、「ダイヤモンドスマイル」など31曲を披露。2021年11月にCDデビュー後初となる声出しツアーで、パワーみなぎるパフォーマンスで魅了した。10月29日のマリンメッセ福岡A館まで9会場44公演で46万5000人を動員する。

 1万5000人の歓喜を浴び、欲していた「声」の力を肌で感じた。「みんな、めちゃくちゃいい声出すね!」。リーダー大橋和也(26)が笑顔を弾ませると、長尾謙杜(20)も目を輝かせた。「皆さんが熱気で返してくれる。僕らにとってもパワーになる」

 デビューして初の大規模ツアー。タイトルは架空のショッピングモールをイメージしている。「元気の良さだったり、走り回ったり、カッコいい、かわいい、いろんな表情…若さ、元気さを見てもらいたい」と高橋恭平(23)。王道アイドルらしいパフォーマンスはもちろん、関西人らしいやんちゃなノリでも魅了した。

 「Super Drivers!!」では7台のミニバギーでステージを爆走。人気曲「ちゅきちゅきハリケーン」の続編で、西畑大吾(26)が作詞、大西流星(22)が振付の「ちゅきちゅきブリザード」では、大西と藤原丈一郎(27)が演じた“倦怠期カップル”が爆笑を誘った。

 セットはビヨンセの公演も担当する英国人デザイナーが手がけ、グローバルな華やかさも備わった。記録的な猛暑に見舞われる日本列島で、長尾は「アツい。なにわ男子がライブをしてるところが一番アツいんじゃないかと」と胸を張った。

 本ツアーは初日から千秋楽まで4カ月をまたぐロングラン。しかも今月26、27日には、初めてメインパーソナリティーを務める「24時間テレビ」(日本テレビ系)の放送が控えている。多忙を極めるが、大橋は「これを乗り越えて、ひと皮もふた皮もむけて、どうなってんのやろって、楽しみ。これだけ忙しくさせてもらって、モノにできるものがあると思う」と言い切った。

 夢は無限に膨らむ。「ドームツアーとか、フェスとか、僕らも一歩一歩、大きなステージに立つことができたら」。藤原は全員の思いを代弁した。

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