歌手で女優の篠原涼子（５０）が１３日、ビルボードライブ東京で、約２６年ぶりとなるコンサートツアーの東京公演を行った。この日に迎えた５０歳の誕生日を、集まったファン約６００人と祝った。

　変わらぬ美貌と伸びやかな歌声で魅了した。冒頭では「やっとやっとやっと！２６年ぶりにこのようなステージで皆さんの前で歌えることができました！」と興奮気味にあいさつ。昨年末のＮＨＫ紅白歌合戦で歌唱した、名曲のリバイバル「恋しさと　せつなさと　心強さと　２０２３」（９月２７日ＣＤ発売）、「Ｃｒａｚｙ　ｆｏｒ　ｙｏｕ」など９曲を披露した。

　近年は女優としての活躍が目立つが、最初の夢は歌手。長らくコンサート開催を願っていたが「チャンスやきっかけがなかった」。代表曲「恋しさと－」のリニューアルにあたってオファーがあり、実現したという。

　節目の年齢に「初心の気持ちを忘れないで生きていきたい。夢がある方がいい。歌うことが好きなので歌う場所を広げたい。（女優と歌手の）両輪をしっかりやっていけたら」と決意も新た。プライベートについては「恋愛は今はあまり考えてない。仕事は昔から大好きなので、何か形が変わったりしたらそれはチャンスかな」と語っていた。