好感度芸人サンドウィッチマンの計算高さ「ヤベえなこいつら」M-1でのしたたか戦略にライバルあ然「売れるな」優勝前に確信
お笑いコンビ、トータルテンボスが鬼越トマホークのYouTubeチャンネルに出演。2007年のM-1グランプリで、優勝したサンドウィッチマンの計算高さに「ヤベえなコイツら」と驚がくしたことを明かした。
トータルテンボスは、1本目で700点満点中646点という高得点をたたき出した。藤田憲右は「あれは来たなと思ったけどな」と振り返る。次にネタを披露したキングコングが650点。それでも2位での最終決戦は堅いと思われた。
しかしまさかの刺客が現れた。敗者復活を勝ち抜いたサンドウィッチマンが最後の演者となり、651点で1位に。トータルは3位で2本目に臨むことになった。
今でこそ、好感度タレント1位のサンドも当時はまったく無名の存在だった。大村朋宏は当時を振り返り「うまいよ、あの2人は。テレビ不慣れな感じで来てさ。なんか分かんないけど、ウケちゃいましたみたいな感じで」としみじみ語った。
最終決戦のネタ順は1本目1位のサンドから選べたため、「すぐに3番って選べばいいのに、それだといやらしく映るから、『僕たちは分からないし、もう1本練習しなきゃいけないんで、3番目にさせてください』って誰もが納得する理由で3番目を選んだ」としたたかに最も有利な最終演者を選択したことをこぼした。
結局、ネタ順1番となったトータル。ネタを披露してバックヤードに帰った大村が見たのは「練習してるはずのサンドウィッチマンが2人して、こうやって(上空を見ながら)たばこ吸ってた」という景色だったという。
「ネタ合わせなんてとっくにやってんだよ。ヤベえなこいつらと思って。2本ネタ用意して練習なんてできてますよ、移動中に」と大村。藤田はその姿に「売れるな、こいつらと思った」と語った。
結局、藤田の懸念の通り、トータルは7人の審査員から2票、キングコングが1票だったのに対して、ラストのサンドが4票獲得し、優勝をかっさらい、スターダムにのし上がっていった。