お笑いコンビ、おぎやはぎが１６日放送のテレビ東京「あちこちオードリー」に出演。若手時代に、フジテレビ「めちゃ×２イケてるッ！」に出演した際の戦慄（せんりつ）体験を語った。

　５組の芸人がネタを見せたあと、１組の嫌いな芸人を当てる「笑わず嫌い王決定戦」に出演した小木博明と矢作兼。「緊張した。忘れもしない出来事があってな」と矢作は振り返った。

　「俺らの前に、月亭可朝さんが出てな。めちゃイケってすごい待たされるじゃん。夜中の２時くらいになっちゃって、可朝さんがキレちゃって、出てきたあと、横になって１０分間、何も喋らなかった」

　可朝さんといえば、「嘆きのボイン」のヒット曲でも知られる、関西落語界の奇才。そのブチギレ事件はナインティナインを始めとする当時の若手たちには戦慄だった。

　矢作は「それで、ナイナイさんも引きつりながら、ツッコんだりしたけど、何も反応しなくて、『じゃあ、お帰りいただきましょう』って、そのあとの出番だったんだよ」と回想した。

　ナイナイも空気を温めようと必死だったがうまくいかず顔面蒼白。同じく出演したくりぃむしちゅー、さまぁ～ずは「おぎやはぎなら大丈夫だ」と励ましてくれたという。

　「初めて会うくらいなのに、先輩達が優しくしてくれて、いつもの通りやったら無事、ウケた」と矢作。それ以降、仕事が増え、ブレークに繋げたことを懐かしがった。