タレントの柳沢慎吾（６１）が１９日、横浜スタジアムで行われた阪神－ＤｅＮＡ戦の始球式に登場した。

　柳沢といえば自身で何役も演じ分ける寸劇での“日本一長い始球式”が有名。この日は「仮想の第１０５回甲子園決勝」という設定で横浜高校－ＰＬ学園の戦いを再現。チアリーダーや主審などもキレキレに熱演し、会場を爆笑に包んだ。

　投球はワンバウンドながら、ＤｅＮＡの知野直人内野手から空振りを奪い、横浜高の優勝で試合終了。知野選手らと整列して校歌を斉唱し、会場からは割れんばかりの拍手が起きた。

　登場時には「大会本部から『５分までに終わらせろ』って言われた」と笑いながら告白していた柳沢だが、結果は１１分間。４年前にたたき出した１２分間の最長記録に迫る長い始球式となった。

　大役を終えた柳沢は「本当に楽しかった」と振り返り、「出るタイミングが少し遅かったなど、試合が終わったら反省会をします。でもいいものを見せられたと思います！」と熱く語った。