90歳菅原洋一「歌える限り歌いたい」バースデーディナーショーで13曲熱唱 健康法は「無理をしないこと」
歌手の菅原洋一が90歳の誕生日を迎えた21日、都内でバースデーディナーショーを開催し、約120人のファンに13曲を披露した。
卒寿を迎えた今も現役を貫く。「若い頃は意識しないでも声が出た。でも声帯も筋肉なので衰えます」と話し「どうしたら良いのか、考えて考えて。声帯はリード楽器、空気の当て方が大事だと気づいて、おのずと歌い方も(昔と)違ってきました」。この日も、温かく伸びやかな歌声を響かせた。
健康法は「無理をしないこと」。散歩好きで、ウオーキング中にセミの声に耳を傾けながら発声練習を行うことも。自宅でも「スクワットや足の上げ下げなど無理のない範囲でやっています。楽しい気持ちを保つように、気楽に生きるようにしている」と明かす。
1958年のデビューから65年。「呼ばれる限り、歌える限りは歌いたい。いつまでできるかは神のみぞ知る、ですよね」とおちゃめに笑うが、歌への情熱は衰えない。