将棋の藤井聡太王位（２１＝名人、竜王、叡王、棋王、王将、棋聖との七冠）が佐々木大地七段（２８）の挑戦を受ける第６４期王位戦七番勝負第５局が２２、２３日に徳島市の「渭水苑」で指される。両雄は２１日、同地で前日検分を行った。

　４連覇に王手の藤井王位は、前局に敗れて３勝１敗に。後手番で敗戦した前局を「反省点の多い内容だったと感じる」と振り返り、「改善して良い内容の将棋が指せるように頑張りたい。防衛がかかり重要な一局だと思うので集中して臨みたい」と意気込んだ。

　この日も大好きな鉄道で徳島入り。マリンライナーで瀬戸大橋を渡り、特急うずしおに乗車したといい、「初めて乗り、瀬戸内海の景色など楽しむことができた」と声を弾ませていた。