佐々木大地七段 藤井王位に敗戦も前向く「非常に勉強になる将棋が多かった」
将棋の第64期王位戦七番勝負第5局2日目が23日、徳島市「渭水苑」で行われ、藤井聡太王位(21=名人、竜王、叡王、棋王、王将、棋聖との七冠)が佐々木大地七段(28)に95手で勝利し、対戦成績4勝1敗で王位4連覇を達成した。
かど番から1勝を返した佐々木七段だったが、連勝はならず。果敢に攻めに出たが的確に受け止められ棋聖戦に続いて、藤井王位に敗れた。「動いても手応えがなくて、終始ペースを握られた気がします」と肩を落とした。初の2日制対局に、「序盤から濃密な長考もできましたし、非常に勉強になる将棋が多かった。力不足を感じることも多かったのでさらに精進していい内容の将棋を指していけるようにしたい」と前を向いた。