悪ノリ紀香「翔んで埼玉」で神戸市長役 夫・愛之助と夫婦役で共演 京都市長・川崎麻世と悪の三都物語
女優・藤原紀香、俳優・川崎麻世、お笑いコンビ・ハイヒールのモモコ、女優・山村紅葉が映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」(11月23日公開)に出演することが23日、分かった。紀香は神戸市長、川崎は京都市長をそれぞれ演じる。すでに大阪府知事・嘉祥寺晃役で紀香の夫で歌舞伎俳優・片岡愛之助の出演も公表されており、結婚後の夫婦共演は初。しかも、嘉祥寺と神戸市長は夫婦という設定で、本物夫婦が夫婦役を演じる形となる。
約4年前にオファーを受けたという紀香は「中高大と青春の10年間を過ごした思い出の街・神戸の長を演じられたこのご縁に感謝です」と意気込み十分。「とある秘密をひた隠し、強気でハイカラでやんちゃな、訳あり神戸市長の役づくりを楽しみながらつとめました」とコメントした。結婚後初共演で夫婦役という愛之助については「“壮大、かつ大真面目に郷土愛へ向き合う志の高い映画”を作ろうとしている前作からの製作陣、キャスト陣に感銘を受け、威風堂々たるこの茶番劇に忠実、かつ真摯(しんし)に乗っかってみようと決意しました」と悪ノリしていた。
地元は大阪だが、生まれは京都という川崎は「京都のプライドや、語尾に含みを持たせた話し方を意識して役作りをしていきました」と京都人になり切った。劇中では神戸市長の紀香と親しげにする場面も。「関西出身の片岡愛之助さん、藤原紀香さんと楽しく滋賀・和歌山・奈良のみなさんをディスらせていただきました」と悪の三都物語トライアングルをしっかりとアピールした。
モモコは嘉祥寺の母で、「大阪を首都に」という“都構想”を持っていた元大阪府知事役。まさかのオファーに「なんでわたし?」と聞き返したという。「私の40年間の漫才師としての芸能生活の中で、代表作です」と胸を張った。山村は裏表のある京都の女将役。「京都の方みんなが私の演じた女将のような人ではありませんよ」と早速注意を促していた。