歌舞伎俳優の市川團十郎（４５）が２４日、都内でスマートフォン向けアプリ「信長の野望　出陣」（３１日サービス開始）の完成発表会に登場した。

　本作は、今年で４０周年を迎える歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」シリーズの新作にして、初の位置情報ゲーム。ユーザーが実際に歩くことで、領地の獲得などが可能で、武将を集め内政を強化しながら天下統一を目指すものとなっている。

　幼少期、父の十二代市川團十郎さんのすすめで同シリーズをプレーしたという團十郎だが「幼い自分には“登用”などのシステムが難しすぎて…心が折れていました」と苦笑い。それでも「今は言葉やシステムも理解できる」と話し、地方公演などで各地を飛び回ることからも「ぜひやってみたいですね」と意欲を見せた。

　ただし、心配な点もあるという。「ゲームのために外を出ると歩くと写真週刊誌に撮られてしまう」と警戒。さらに「ゲームのためにと歩いているのは（健康面でも）悪いことじゃないんですけど『歩きスマホしている』とか、良くないように書かれてしまいますから」と話し、会場を沸かせた。

　それでも、開発陣からアプリを起動したままポケットに入れて歩いてもゲームを進められることを聞くと「そうなの？それはいいですね」と笑っていた。