２７日に投開票された千葉県八街市議選（定数２０）に無所属で立候補し、初当選したタレントの後藤祐樹氏（３７）が２８日、同市内で記者会見を開き、「当選がゴールではない。４年間で結果を出していかないと、裏切る形になる。八街市にできることを考えていきたい」と意欲を見せた。

　２４人が立候補した選挙戦で１４１５票を集め、２位で当選。「まさか２位とは思っていなかった。選挙カーで隅々回って、声を届けるという活動をしていた」と振り返る真っ黒に日焼けした顔が、地道な活動を物語る。

　姉で元モーニング娘。のタレント・後藤真希氏（３７）にはＬＩＮＥで当選報告。返信はまだない。この日に都内で開かれた、指導を受けた夏まゆみさんのお別れの会は、当選証書付与式と重なり欠席。「何事にもあきらめず挑戦できるっていうマインドを先生に作っていただいた」。当選を報告したいという。

　２００７年には強盗傷害容疑で逮捕され、懲役５年６月の実刑判決を受けた。ＳＮＳではタトゥーや犯罪歴を指摘する声もある。「頑張ればそういった声も減らしていける。見返したいし、自分のやる気にしかつながらない。同じような境遇の方に、頑張っていれば応援してもらえるということを知ってもらいたい」。政治家として過去を超えていく。