【王林の“わはわ”】櫻井翔さんのトークの回し方は見事
今年はありがたいことに、音楽活動もたくさんさせていただけるようになりました。そんな中で、本当にこの方はすごいな…って感じたのが、日本テレビ系「THE MUSIC DAY」の司会を務められた櫻井翔さんでした。
櫻井さんとは何回か共演させていただいているんですけど、音楽番組でもバラエティー番組の時と変わらずにすごい優しくて、こんな王林のことをソフトに、トランポリンみたいな感じで受け止めてくれて、ポンポンと跳び回らせてくださる感じなんですよ。
上手にイジッてくださるので、とにかく面白くしてくださって、それで最後はきれいに丸めてキャッチしてくださる。「THE MUSIC DAY」は生放送だし、放送時間も長いし、たくさんのコミュニケーションを取って、疲れもおありだったと思うんですが、トークの回し方が本当に見事です。
王林に話を振ってくれたときにも、カンペ上では「王林ちゃん、どうなの?」ぐらいしか書いてないんですけど、「先ほどは本当に素晴らしかった、お疲れさまです」って振ってくださったり、これはできそうでできないことだなと思います。生放送って、時間がなくてバタバタして、私も言わなきゃいけない言葉が10あったとしたら、5ぐらいしか言えなかったりするんですけど、櫻井さんはちゃんと10言いながら、そこに相手を気遣う一言を入れて、しかも流れを崩さずに進められるんです。一言で終わってもいいのに、気遣いの言葉を一つ入れるって、この方は人間としてもすごいんだなって感じますね。
櫻井さんは「自分対大勢」じゃなくて、常に誰にでも一対一でちゃんと向き合って会話してくださる。コミュニケーション能力の高さと、すごい視野の広さは、勉強になりました。私はいつも「これぐらいしゃべって、ダメならあとはカットで」とか思うんですけど、生は全部出ちゃうから、これはしゃべっていいことなのかなとか、時間オーバーしちゃうかなとか、いろいろ考えて焦っちゃって毎回失敗するんで、気をつけたいですね。
◆王林(おうりん)1998年4月8日生まれ。青森県弘前市出身。小学生時代に「アルプスおとめ」に、2013年に「りんご娘」に加入。17年に「ラストアイドル」に加入し、18年6月に卒業。22年3月に「りんご娘」を卒業し、株式会社ボンドに所属してソロ活動を開始。身長170センチ、血液型O型。